GAUFRES STORY

変わらぬおいしさ、変わらぬ思い

ゴーフル誕生

大正末期、ヨーロッパ帰りのお客様が、あるお菓子を持って来られました。「風月堂でもつくってみては?」とおすすめくださったことから、ゴーフルの歴史ははじまります。今まで見たことも、食べたこともないお菓子。みんなで食べてみると、なるほどおいしい。けれど、もっと日本人の好みに合うようにつくれないだろうか?当時の和・洋菓子の技術者が試行錯誤を繰り返し、ようやく昭和2年、神戸風月堂創業30年目にして誕生したのがゴーフルなのです。独特の軽い食感とバニラとチョコレートの2種類の風味が、少しずつお客様の心をとらえるようになりました。こうして、ゴーフルが神戸風月堂の主力商品になりかけた頃、にわかに戦争の足音が聞こえてまいりました。

発売当時のお菓子の栞

戦争をかいくぐって

昭和14年以降、戦時経済統制のために、お菓子の原材料は手に入れることができず、神戸風月堂はすべてのお菓子の製造を停止いたしました。戦争を乗り越え、ようやく自由にお菓子を製造できるようになったのは戦後、昭和26年以降のことでした。弊社の二代目社長吉川進は神戸風月堂再興にあたり、代表商品をひとつ選び、それを全力で売り出していくことに決めました。その代表商品として選んだのが、ゴーフルなのです。新しい時代にふさわしいお菓子としてゴーフルは再出発をしました。製造技術の向上によって、より多くのお客様に召し上がっていただけるようになり、名実ともにゴーフルは神戸風月堂の看板商品となったのです。

戦後、ゴーフル復活に無くてはならない物の一つ電機式 手焼き用ゴーフル焼き機

これからのゴーフル

『2027年、ゴーフル誕生100年を迎えます。神戸風月堂は2022年5月からゴーフル誕生100年にむけて、さまざまなゴーフルを提案いたします。』
わたしたち神戸風月堂はゴーフルの可能性をこれから
も追求してまいります。
もっとおいしいゴーフルをつくるにはどうすればいいだろうか。今までにないフレーバーでゴーフルを作れないだろうか。
もっと、もっと、もっと!

お客様が召し上がり、思わず「おいしい!」と言ってしまう、そのようなゴーフルをつくるために神戸風月堂はこれからも鋭意努力いたします。

GAUFRES HISTORY

昭和レトロな茶色の缶が
トレードマークのゴーフル。
昭和、平成、令和。
3つの時代のなかで、
様々な商品が誕生してきました。
そんなゴーフルの歴史をプレイバック!